高知和霊神社 | 鬼城

高知和霊神社

2016.06.22.Wed.12:00
竜馬がゆく

司馬遼太郎の小説で大河ドラマにもなった。
その小説の中で竜馬が脱藩する折、参拝をして出立したという和霊神社・・・
この山は、竜馬の出里である才谷屋の持ち山で通称才谷山というそうだ。
その麓に伊予宇和島より和霊神社を勧請して祀っている。
1700年後半の頃の話である。
商家、才谷屋の繁盛を祈念するための勧請であったという。
和霊信仰の広がりである。

竜馬、龍馬と使い分けているが、今回の項は司馬遼太郎に敬意を表し「竜馬」とした。

和霊さん1
鳥居

山道は石段を積み整備されている。
神社まで登り道で距離は100mほどあるが、その上には昔は田んぼもあったと地元の人からお聞きした。
幽玄な雰囲気、神社の気が満ちていた。

和霊さん2

飛騰

竜馬が世界に躍り出ていく出発地の意味だろう。
立て看板が立っている。
竜馬が参拝した記録はないそうだ。
しかし、脱藩するときには、神社参りをした例は多い。
それならと司馬遼太郎は考えたに違いない。
それが真実に思えるのが不思議だ。

和霊さん3

雰囲気

神社境内は清掃、整備されている。
石碑、狛犬なども年代は新しいものの竜馬を偲んで有志の方々が建立している。

和霊さん4

拝殿

建物は普通の民家の佇まいに近いが、ここで和霊講など行なわれたようだ。

和霊さん5

本殿

勧請した和霊様である。
お札が備えられている。
宇和島の和霊神社との関係は、今でもあるようだ。
たった150年前の歴史・・・
しかし、謎は多い。
これが歴史のおもしろさだろう。
この研修の旅で新たな竜馬に出会えたことは喜ばしいことだった。

和霊さん6
コメント
No title
 記録にはないかもしれませんが、様々な状況を勘案すると、本当に龍馬が志の成就を祈ったような気がしてきます。その様子を、タイムマシンでちらっとでも見てみたいものですね。
映像
tentijin 様
眼前に見えるような気がします。信仰心の無い竜馬が和霊さんにお参りする姿・・・お籠もり堂で何を考え、何を思ったか?雰囲気がありました。竜馬人気衰えずですね。
No title
 海の守り神としての和霊信仰は、日本全国に広まっているように感じます。(金比羅さんほどではなくても)ですから、龍馬が出奔の折、自家の山にある和霊様に祈願をしたというのは、間違いのない事実だと思います。(人間ならば、きっとそうするだろうなと思います。)
 どの市町村も「龍馬」のネームバリューにあやかろうと、針小棒大にしてコマーシャルしている。その事が、勝手に一人歩きを始め、さも事実のようになってしまっているのが、今の風潮ではないだろうか。(気持ちは分からないでもないが・・。)
 先日も津野町に撮影に行った時、道に迷い走っていると「龍馬脱藩の道」と書いたプレートがあった。「これってほんと?同じプレートが四国カルストの下の道にもあったぞ~。方向的に良いのか?」と思ってしまった。
 龍馬って、不思議な魅力のあるミステリアスな人物である。
良い所ですね~。
観光地化した神社とは違って本当の意味で神々しい、深みがありますね。山里の良さも持ち合わせていて是非歩いてみたい神社の一つです。癒されますね~。鬼城さんの画像が素晴らしいからでもありますが。
笑隆で~す。 様
当時のことを考えながら運転を続けた。綺麗な国道、あっという間の県都訪問・・・維新の頃に思いをはせると大変な苦労だったことが分かる。山また山・・・急峻な坂、坂の連続。追っ手の心配。改革にそれだけの魅力があったのだろうか?
さすが、竜馬に関しての熱い思い伝わってきます。
残念ながら・・・
kinoppy 様
皆さんにお届けするような写眞ではありません。(汗)しかし、神の存在を信じて祀る人の気持ちが分かるような気がします。歳の所為かもしれません。竜馬の先祖がこの山を購入し、商売の御利益を求め和霊様を勧請した事実は面白いことです。今年の「牛鬼祭り」の解説は「和霊信仰」について話そうかと思います。
情景が浮かんでくるよう
 竜馬って、本当に魅力のある人なのですね。芸能界では武田鉄矢が大のファンですが、最近その惹かれる意味がわかる気がしています。
 石の階段の風景を見ていると、一歩一歩踏みしめ歩く、竜馬の足元が見えてくるようです。
和霊神社
なぜ和霊神社なのか調べたら面白いでしょうね。各地に和霊神社があるけど宇和島の和霊神社との繋がりなのでしょうか?
いつだったか?写友が島根の和霊神社をお参りしたと言ってました。

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