大般若経転読 | 鬼城

大般若経転読

2014.02.19.Wed.08:00
えんま様法要
意外と知られていないが、西江寺の「えんま祭り」は3日間開催される。
1日目 大黒様
2日目 えんま様
3日目 弁天様

2日目の「えんま様」の日には近隣の臨済宗妙心寺派の僧侶の方々が、集まって法要が営まれる。

えんま様1 





転読会

600巻もある大般若経を読むことは至難の業である。
そこで転読という方法が採られる。
20人ほどの僧侶が手分けして、経典を扇のように開け、経文を唱え、読んだことにする。
これが「転読」
声が本堂に響き渡り、荘厳な雰囲気である。

般若経とは?
大乗経典。600巻。唐の玄奘(げんじょう)訳。
玄奘は西遊記で有名な三蔵法師のことである。
「仁王(にんのう)経」「般若心経」以外の般若部諸経を集大成したもので、16部からなる。
般若波羅蜜の義、諸法皆空の理を説いたもの。大般若波羅蜜多経。

近隣の臨済宗妙心寺派の僧侶たち

えんま様3

えんま造の正面には西江寺住職

えんま様4

太鼓は式の間中、鳴り響いていた・・・

えんま様5

転読

お坊さんたちの前には「大般若経」の保管箱があり、それより経典を取り出していた。

えんま様6

法要が終わった。

昇り龍の天井画が、法要をしっかりと見ていた。

えんま様2

二度目の参詣

法要を見るため、午後にも訪れた。
土曜日ということも有り、参拝者は多くなっていた。

えんま様7

コメント
仏教世界には「転読」などという、なんと便利な読誦方法があるものよと感心します。始めの数行や品名を唱えるだけで全部を読んだことにする、「輪蔵」または「輪転蔵」というのもこの一種ですね。チベットなどでは転輪を回しながら歩いている人もいます。一切経の収められた経蔵自体が大きな輪転器になっていて、一人で触っても回る仕掛けになっています。秩父34ヶ寺のなかでそれが有名な寺がありました。
西江寺に石垣の道広くなったのですね。昔、ここに店を出すことはできなかった。それでもこの道は西江寺の山門までで、それからさきは昔のままの狭い道ではないですか。
参道
木下博民 様
 転読なるものは、合理性でしょうか?仏様が分からしたら、「罰当たりな」と言われそうですが、60,000万巻に及ぶ「大般若経」を読み通すとなると・・・どのくらいの時間が掛かるんでしょうね。
 西江寺の参道は拡張されています。選佛寺前で車が回れるようになっています。宇和島の川沿いはひさしを出したり、壁を造って道を広げていますね。その分、川幅が狭くなったり、コンクーリート化して溝のようになっています。ここでの風景の変わらないのは「黒柿」の大木でしょう。
荘厳な法要ですね。読経の声が聞こえてきそうです。
 母の里の玄関上に「般若経」って墨字で書かれた木板がいつも掲げられていました。聞くと、昔、毎年一度それをお寺に持ち寄って何か行事が行われていたと言いました。宗派が一緒なのでしょうか。今度尋ねたら、天井にも注目です。
天井画
吉野の食いしんぼう 様
 般若経、大般若経、経典各種・・・仏教にはいろいろとあるようです。和尚様方は暗記されている方、経文を読んでいる方などなどおられるようですね。高野山では、若い僧侶たちは経典を持って読んでいました、節回しもこのときに覚えるんだと思います。私たちの覚えるのは「般若心経」くらいが限度です。
 天井画、おそらくベニヤ板の大きさだったので、結構、新しいものだと思います。浄念寺の天井画は、ご住職の奥様が、一枚一枚書かれているようです。日本画ですごい枚数・・・完成はまだ先とか。
村上天心
高野山だったか比叡山だったか多くの僧侶達がお経を唱えている光景を映像で見たことがあります。それは音楽のようでもあり低音のハーモ二ーのようにもきこえましたが、荘厳なものだったように憶えています。
西江寺の龍の天井画は村上天心が描いたものだったと記憶しています。
天心は宇和島で生まれた天才画家、帝展出展。
大きさや方法
うわつ 様
天井画は難しいと聞きました。高さがあるので大きさが分からない。大仏殿の天井の四角い升は4畳半ほど在るとか・・・西江寺の天井画も大きいですよね。龍が生き生きしています。いつも思うこと・・・天井が出来て描いたのか?下で描いて天井を張ったのか?ちなみに浄念寺の天井画は、下で描いて埋め込みですね。
 5名の高僧が集い、転読を行う。レベルの低い話になるが、経費はどれほどになるのだろう。今般の状況では、なかなかそれらの経費も馬鹿にならない感があるのかもしれぬと、余計なことを考えてしまった。宇和島ほど寺の数が多いと、寺の経営も大変だろうと思われる。鬼北の和尚さんも、どこぞで働いておられたように記憶しているが・・・。神主様は、公務員である方が多いように見受けられる。そのようなお家に生まれると、そういう苦労があるのだろう。大変立派な天井絵ですね。
専業
tentijin 様
 檀家寺は檀家の数により、苦しい生活でしょうね。この近辺で檀家が多いのは浄念寺、大超寺、金剛山、龍華、選佛寺、泰平寺、西江寺、来應寺、竜光院、妙典寺、佛海寺、泰平寺、浄満寺、真教寺、光國寺、・・・まだあると思いますが、ここらは専業ですね。しかし、昔と違って檀家さんに寄付やお布施など寄託をお願いすることが多いと聞いています。鬼北で大きな寺は等妙寺です。
 観光寺はお賽銭や行事などの寄進などで十分生活できるようです。京都の本山や四国八十八カ所などがそうですね。神社は、どこも苦しい経営なんでしょうね。神社庁との兼ね合いなど私たちには分からないことも多々あります。さてさて・・・お寺や神社の懐勘定をしても仕方がありません。まだまだ俗世界の人間は修行が足りない所為かもしれません。(笑い)

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