四国八十八カ所と七福神 | 鬼城

四国八十八カ所と七福神

2013.06.25.Tue.18:00
なぜか不明だが、四国八十八カ所巡りをしていると七福神と稲荷神社が併設されている。

なかでも有名な七カ所参りをアップした。

 七ヶ所まいり (しちかしょまいり・ななかしょまいり) とは、四国八十八箇所霊場のうち、香川県にある第71番札所弥谷寺から第77番道隆寺までを遍路する参拝方法の総称。江戸時代後期の寛政12年(1800年)に書かれた『四国八十八番寺社名勝』には「足よはき人は此印七り七ヶ所めぐれば四国巡拝にじゅんず」とあり、古来より1日で巡礼できる遍路として利用されていたことが伺える。

 それまで修行者が多く巡礼していたものが、江戸時代ごろから庶民の間で流行するようになった。その1つが四国八十八ヵ所である。これを模して小豆島には小豆島八十八ヵ所霊場・江戸には御府内八十八ヵ所霊場など、全国各地に大小様々な巡礼地が作られた。また近年では四国別格二十霊場と名乗る番外寺院や新四国霊場なども各地で作られているが、これらは「移し」または「写し」とも呼ばれ、四国遍路隆盛の証左と言われる。

 七ヶ所まいりは、四国八十八ヶ所巡礼が困難なものが阿波一国参りや讃岐一国参りとして、短期間でおまいりできる遍路としてはじめた事から発祥したとされる。また、71番より遍路を始める風習は、弥谷寺ふもとの多度津湾が金刀比羅宮に参拝する為の海の玄関口として栄えていたことが要因の1つとされる。

四国八十八カ所第71番弥谷寺 大黒天

1弥谷寺


後先になったが、この七福神はなで仏である。

なで仏とは賓頭盧(びんずる)の像。
病人が患部に相当する像の部分をなで、その手で患部をさすると病気が治るとされる。
さすりぼとけともいう。

四国八十八カ所72番曼荼羅次 福禄寿



2曼荼羅寺

四国八十八カ所第73番出釈迦寺 恵比寿

3出釈迦寺

四国八十八カ所第74番甲山寺 毘沙門天

4甲山寺 

四国八十八カ所第75番善通寺 布袋

5布袋尊

四国八十八カ所第76番金倉寺 弁財天

6金倉寺

四国八十八カ所第77番道隆寺 寿老人

7道隆寺




そのほかお寺には独自の七福神を祀ってあるところがある。
探せばまだ多いのかもしれないが、今回はこの三ヶ寺をアップした。

屋島寺の七福神

香川屋島七福神



国分寺の七福神

香川国分寺七福神



仏木寺の七福神

仏木寺七福神
コメント
七は聖数
七を仏教では「聖数」とするそうです。江戸時代中期、「七福神詣」というのが定着したようですね。日本だけの風習。面白いのは、この七人、インドの神あり、中国の道教神から仏教坊主あり。日本人(?)はたった一人、大国主命。この神ほど多彩な名を持つ神は珍しい。三輪神社の主神だって大国主命ですから。
この庶民信仰がいかに日本的な雑多な信仰形態かという証でしょう。森羅万象すべてに神がやどるのですから、「一神教民族」には理解できないでしょうね。
宗派を超える
木下博民 様
弘法大師の教えかどうか分かりませんが、高野山の慰霊墓を見てみると宗派は完全に無視ですね。弘法大師の心が広い所以か、それとも信者を増やすためか?
七福神、お稲荷さんともに神仏習合の象徴かもしれませんね。
仏教はさほどに宗派抗争はありませんよね。
天台と真言両宗が拮抗する以前はあまり対立はありませんよね。とにかく「色即是空」ですから、争そえば争うほど教理から離れていくでしょう。ただ、学問に個性的な主義主張がありますから、相手を強引に捻じ伏せようとすると抗争に繋がります。
似非宗教家が強引に素人を説得することが何時の時代もよくありますが、困ったことです。どの宗教でもこの世の幸せを願っているのですよね。ただその道が人によってやたら違い、自分の道を押し付けようとするから厭ですね。
高野山には法然の墓もあったかと思いますが。最澄などは年下の空海に本を借りたくて何度も弟子を差し向け、ついに空海が呆れて断わった手紙が国宝の「風信帖」でしたっけ。
No title
 仏木寺にある七福神を眺めて不思議に思った経験がありますが、八十八カ所では、あることなんですね。七カ所参りというのは、手頃に実行できていいですね。愛媛と高知にはないのかな?こんなことを考えているとありがたい御利益などは授からないかもしれませんね。
宗派
木下博民 様
宗派間の抗争はあまりありませんね。同一宗派の中の主導権争いはたびたびありますが・・・高野山に行って変わらぬものは奥の院のみ・・・厳しい規制があり、訪れる人たちが従って維持される。世界遺産もかくありたいですね。誰でも行くことができるけれど、道徳心欠如では・・・
法然や最澄に関しては眼前での話し合いだったら面白い結果が出たと想いますね。中に人が入ると・・・
宗教史
tentijin 様
なんとも不思議と言おうか、当然なのか不明ですが、多いことは事実ですね。それも像自体が新しいこともあり、寺内の飾り(失礼)かもしれません。一時、ブームだったお遍路さんも今年は激減しているとか。どこの寺に行っても経を唱えるのに不自由を感じませんでした。
神仏習合
難しいことはわからないけど、七福神はどれも昔からあったようには見えず新しいですね。最近設置したように思えます。これはどのように理解すればいいのか?わかりませんが、88ヵ所の神仏習合だけでなく。竜華山等覚寺にはお稲荷さんが祀られていますね。大隆寺は和霊さん?
お寺に神さんはあるけど神社に仏さんはあるのでしょうか?
新しい
うわつ 様
間違いなく、七福神は新しいですね。観光のためか、何か信仰心を向上さえるためか分かりませんが・・・なるほど、寺にお稲荷さんや七福神の神が祀られている例はありますが。神社に仏様があるところはあるのか?どちらが主かというところですね。79番札所天皇寺、元は崇徳上皇を祀っている白峰宮の神宮寺だったとあります。現在は隣り合わせです。これが思いつくところですね・・・神も仏も難しい。
神仏習合
うわつさん
神社にも仏教的な表現がありますよ。
伊吹八幡神社へ行ってご覧らんなさい。平和祈念碑のところに「八幡大菩薩」の僧形がありますから。この菩薩の正式名称は「護国霊験威力神通大菩薩・護国霊験威力神通自在王大菩薩」っていういうそうです。
四国霊場には神社と隣り合わせのところがザラで、徳島の何番だったかな、道路を隔てて寺と神社があります。これなどわざわざ境内を道路でぶった切った明治初年の廃仏毀釈の残滓でしょうね。
神仏を明治初期の権力者によって強引に分けたからおかしいだけです。日本の神だって古代人の磐座信仰のように人力では扱えない大岩や山に敬意したのがはjまりでしょうから、神仏と分けることもなかったのですね。ただ、一神教民族のように他を徹底排除する考えは日本人には抵抗はありますね。
神と仏
木下博民さん、お寺の境内に鳥居はよく見かけるのですが、神社に仏教的なものはあったかなと不思議に思っていました。良いことを教えていただきました。近いうちに伊吹八幡神社を訪ねてみようと思います。ありがとうございました。
No title
鬼城さま

こんにちは。加藤です。
ブログ拝見しました。

四国88か所といえば・・・
FMがいやでは7月1日から お遍路情報番組『阿波さんの夢四国』がスタートします。
徳島県のコミニティーFM FMびざんさん制作番組です。


お時間があれば、ぜひ、お聴きください。

放送は毎週月曜日 午前7時からと、再放送が正午からです。
ご案内ありがとうございます・・・
加藤 真衣 様
この近辺にいるときは是非聞きたいと思います。誰かさんの番組の時間帯と似通っているような気がします。少々のずれはありますが・・・(笑い) 和例大祭MC、ご苦労様です。是非成功するよう祈念しています。
七福神巡り
 思うに、七福神は私にも身近な存在だなと思いました。仁淀町の中津川渓谷にも谷添い鎮座しているし、1月2日には宇和島の七福神巡りを経験しているし、以前職場の親睦旅行で淡路島の七福神巡りにも行きました。
 特別な宗教は持っていませんが、「何だか巡ったら良いことありそう」くらいの期待は持っています。さて、御利益は?
何もかも
吉野の食いしんぼう 様
木下先生が示されたように、どこの神様か分からないところがすごい。それにもまして7という数・・・中国の思想か。奇数が縁起が良いと聞いたことがあります。七福神思想ではないが、外国ではラッキー7という言葉もある。なにか因縁があるのか?私はここで調べることが止まってしまう。探究心があれば、今までにもっと面白い発見があったかもしれない。結論から言えば「野次馬根性!」

管理者にだけ表示を許可する