初釜 | 鬼城

初釜

2013.01.25.Fri.08:00
仕事柄、お茶席に招かれることが良くある。
しかし、お茶に関しては全くの素人で恥をかくことが多い。
19日(土)昼過ぎ、「ちょっと来られませんか?」の電話。
 妻に相談し、散歩コースを変更して御招待を受けることにした。

川にそって上がると畑の跡だろうか、蝋梅が満開に咲いていた。

初釜1

お茶室の建物
 川の畔に静かなたたずまいの中、お茶室はあった。
山に溶け込んだ庭、川のせせらぎは「詫び・寂」の世界・・・

初釜2

お茶を入れるのは山水、水自体も非常においしい。

初釜3

おせち料理とお屠蘇を頂き、茶席へ・・・ 
お弟子さん方に混じって、異分子が座った。
炉には釜が・・・このお湯が沸いている音は、静寂の中に聴くことができる。
炭の置き方で、いろんな音を導き出すとか。
わずかな知識だが、この音(釜鳴り)の表現の一つが「松風」と聞いたことがある。
 
初釜4

正月らしく「柳の大垂れ」が柱に・・・あまりにも長い枝なので二重に巻いて整えたとか。
しかし、余って畳に伸びている。
欄間には「壺中庵」の文字が・・・

初釜5

床の間には楽焼きの「打ち出の小槌」と「のし紙」

手前は和菓子と菓子器、和菓子の銘はは、分からない。 
この日のために京都のお菓子屋さんに別注したとか。昨夕頼み、今朝届いたとのこと。

軸は吉田町大乗寺の前の御老師とか。
周りに人家は無く、静で「釜鳴り」を聞きながらゆったりとした時間が過ぎた。

初釜6
コメント
侘びさび
侘びや寂びの世界は全く分かりません。が、静寂の空間は嫌いではありません。しばらくすると聞こえていなかったものが、聞こえてくる。昔、映画館に入ったときは暗くて見えなかったものが、しばらくすると見えてくる。これは同じ理屈仲かな~と思う。こんなことを考えていると眠れなくなります。
優雅な一日でしたね。
壺中庵という茶席ですか?聞いたことのあるような感じがしますが、「一壺天」の世界ですね。費長房が貴方で、ご主人が薬売りの老翁という趣向ですか。
時間が消えた感じですね。
哲学
 昔の時代劇に心眼で見るというのがありましたね。それと同じ理屈かも知れません。しかし、凡人には寂しい庵での生活はできません。あくまで茶室ですから、ここの家がそうではありませんが・・・しかし、たまには(笑い)良いんでしょうね。
こんな世界
木下博民 樣
 良い経験になりました。この写真アップは許可をもらっていませんので、場所や持ち主のお名前など書き込めませんが、千利休の「詫び寂」の教えがふっと・・・しかし、茶道なるもの、ほか日本の伝統文化にはお金が掛かります。掛からないのは「散歩」でしょうか?(笑い)
極める
 このブログを見て、極めるって、こういう事なのだなと感じました。(途中で投げ出した私)お釜の「シンシン」?と湯が沸く音が聞こえて来そうです。柳も立派な枝振りですね。
 我が家では、和菓子を食べるときに「抹茶」を点てるくらいの生活に終わっています。
別世界
吉野のくいしんぼう 様
 お茶の世界は別世界です。しかし、いろんな人とお付き合いをするようになって、楽しむが目的なんだと思うようになりました。会話とか所作は約束事ですが、ただお茶を飲んでお菓子を食べて満足が一番だと思います。作法を知らない私が言うのは説得力に欠けるのですが・・・木村宗慎先生は、起きたときに茶碗に抹茶を入れ、お湯を注ぎ、茶筅で混ぜて飲まれるのが習慣とか。(オデッサの階段より)これも一つの茶道ではないかとおもいます。
正月飾りの柳
初釜の柳飾りは良く見かけますが、発想は何方でしょう?一度宗匠に尋ねてみてください。なんとなく月並みに見えるほどありふれていますが、何方の発想でしょうね。
ネット検索
 最近、本などで調べるよりネット検索をよく使うようになりました。今回も「正月」「スペース」「柳」と打てば「結び柳が出てきました。いろんな方との交流でいろんな知識が入ってきます。

結柳 (むすびやなぎ)とは
 正月や初釜の床飾りで、掛柳とも言います。床の柳掛け釘にかけた青竹の花入れから、長く柳の枝を垂らして生けます。柳は二、三本束ね、中間で一つ輪にして結び、残りは長く垂らします。一陽来復を祝う心を表したものです。
一陽来復とは
 冬が去り春が来ること。新年が来ること。
No title
 お湯の沸く音にまで名前がついているんですね。釜鳴りという言葉も、それの一つに松風という名前がついているのも、おもしろいですし、いいですね。炭の置き具合で変わる音を聞き分ける世界なんですね。普通注目される世界と逆の世界を楽しむので、奥深いものを感じるのかなと思いました。
知らないこと
tentijin 様
 知っていることより、知らないことの方が多いとつくづく思います。釜なりなどというのもはじめて聞きました。なるほどなあ、と思っていたのですが、実際その音を聞くと「詫び寂」の世界の端に触れたような気がしました。
 日本固有の伝統文化、大切にしなければなりませんね。

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