お客 | 鬼城

お客

2012.10.18.Thu.12:00
御輿と祭り

宇和島城中腹に郷土資料館がある。
その中に飾られている御輿がある。
宇和島城の守護神、鶴島神社(現護国神社)の御輿である。
飾りの中に「立て三つ引き両紋」、伊達家の家紋がついている。
三台の御輿が大正時代には舞っていたと記録にはあるが、今では神官は兼務で祭りは無くなっている。

宇和島は秋祭りの季節、昔は「お客」といって知り合いを家に招き馳走を振る舞ったものだが、今ではほとんどない。
市内の宴席で出されるものにその名残が残っている。


御輿

高知の皿鉢料理に似ている宇和島の鉢盛り

この鉢盛りを小皿にとりわけ食べる。宇和島の定例の鉢盛りを取り上げた。
この三つの他、「鯛そうめん」「くずし」などがテーブルに並ぶ。

他、丼物として「宇和島鯛飯」「さつま汁」がある。

鯛そうめんとは、そうめんの鉢盛りの上に鯛の煮付けを盛り合わせる。つぎ分けた小皿に鯛の身と煮汁を掛け食べる。
くずしとは、デザート類、お寿司、サザエ、唐揚げ、じゃこ展、かまぼこ、タルト、ようかんなど鉢盛りにしているもの。

ふくめん

全国でも珍しい食べ物だと思う。
糸こんにゃくを煮付けた物の上に紅白のそぼろ(魚を焼き、砕いた物)、ねぎ、蜜柑の皮で色づけしている。

ふくめん

ふくめん

食べるときは、混ぜ合わせつぎ分けてたべる。
これがおいしい。なんとまあ、ヘルシーな食べ物であることか。

ふくめん2

刺身

宇和島は海の幸、山の幸が豊富な地域である。

海の魚介類を鉢盛りにした豪快な刺身。

おつくり

これも珍しい「鱶の湯ざらし」

鱶(ちいさなサメ)を湯がいたもの、豆腐、こんにゃく、キュウリ、テングサを盛り合わせる。
真ん中にあるのが「みがらし味噌」、これをつけて食べる。

ふかの湯ざらし
コメント
お客
 「お客」なんて懐かしい響きでしょう。私の覚え間違いかも知れませんが、こちらでは「お祭りのオキャークに呼ばれとる・・・・」て言ってた気が。子供の頃は秋祭りのおご馳走は、特別な物でした。赤や緑の錦巻きなんて祭りと正月にしかお目見えしなかったし。鬼北地方では「ふくめん」はなかった気がします。大人になって知りました。ふかや豆腐、こんにゃくのみがらしは普段の食卓にも上がってきます。
祭といえばお客
懐かしいですね。
盛鉢料理は各家庭でお祭には宇和島の接待法ですね。ネットでご馳走になります。
お呼ばれ
吉野のくいしんぼう 様
 上品に言うとお呼ばれなんて言っていましたね。最近ではお祭りに呼んだり、呼ばれたりすることなど聞こえてきません。昔は何軒廻らんととか、何軒廻ってきたとか。景気が良い頃の理由では無いと思うのですが・・・人との繋がりが薄れてきたんでしょうね。まっ、パソコン上だけでも大宴会をしましょう。(笑い)
何時もご馳走に・・・
木下廣民 様
 先生には何時もご馳走になりっぱなしで申し訳なく思っています。宇和島の郷土料理を少しでも記録に残すべく、写真を撮りました。小皿に取り分け、和気藹々の内に話が弾んでいく。宇和島地方の接客方法でしょうね。おそらく、海岸端の考えだと思うのですが・・・仙台にはこんな料理を出すところがないとのこと。つまり秀宗が持ってきたものではない。この地方で工夫されたものとの結論。こんしてみれば、民族学も面白いかもしれませんね。
鉢盛料理
獅子文六の作品には鉢盛料理について丁寧に書かれたものが会って、私も「文豪獅子文六先生の宇和島滑稽譚」に詳しく書きましたが、男衆(おとこし)が接待するので女性はでない、席に出るのは芸者だけ、という感じでした。宇和島が製糸業で華やかだった大正末期から昭和初期には分限者宅では何かにつけて盛大にお客を呼んでいました。
私の両親の仲人だった土居定一(伊吹町に土居製糸というのがありました)さんが42歳の厄年のときの宴会はいまだに忘れられません。私は、小学校の一年くらいでしたが。
妙なことを書きました、ごめんなさい。
本当のお客
木下博民 様
 変な表現ですが、大正から昭和にかけた時代、蜜柑景気、真珠景気の頃のお客は大変なものだったろうと想像するのみです。先生の書かれている42のお祝いの席なども記録に残していれば、面白いですね。こんなもてなしの風習が廃れていくのも時代の所為でしょうか。
 まっ、ささやかに暮らしていけることに感謝しましょう。
No title
そうそう、「お客」言ってましたねー。おいしそうですね~・・・ご馳走さまでした。
秋祭り
うわつ 様
 氏神様の秋祭りですよ。今年は月曜日なので仕事は休みです。天赦園で八つ鹿を撮ろうかな。
No title
 吉野のくいしんぼう さんが言われるように、鬼北には確かにふくめんは、なかったように思います。他は定番で、おごっそでした。中学の弁当に入っていたのは、麦3、米7の麦御飯でしたが、高校の弁当に入っていたのは、純粋な白米でした。あそこが、たぶん、時代の分かれ目だったのだと思います。当時のごちそう(おごっそ)は、正月よりも秋祭りの時だったように思います。子供だったので、お客に行った経験はありませんでしたが、懐かしい響きを感じる言葉ですね。
ご馳走
tentijin 様
 「おごっそ」も懐かしい響きですね。今の若者や子どもたちは麦飯は健康食品としてしか認識していないですね。貧しさの中にお祭りの「おごっそ」などがあり、楽しいことも多々ありました。今はそれも無い・・・飽食の時代と言われる要因でしょうか?そうすれば「くめん」は宇和島独自のもの?でしょうか。
懐かしい
懐かしい料理がたくさん並んでいて、思わず涙((;_;)
実家の母がよく作ってくれました。
お呼ばれ・・・とか、お客・・・言ってましたね。

自分の子どもたちにつくって食べさせないといけないなと思います。
おふくろの味は郷土の懐かしい味なんでしょうね。

宇和島に帰りたい・・・
郷愁
ママいのうえ 様
 秋ゆえでしょうか?感傷的になっていますね。仕事が忙しい、子育てで忙しいのは幸せな証拠です。忙しいのは良いことなんですよ。今は仕事も無く、忙しくない人が多い世の中なんですから・・・その忙しさの中で故郷を思う気持ちを大事にしてください。
 昔、高光のお祭りは11月1日でした。良くお呼ばれして行ったものです。いまは八幡様と同日9月16日になったんではと思います。我が家の祭りは29日、宇和津彦神社です。
 ママ井上頑張れ!宇和島より応援しています。

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