魔除け | 鬼城

魔除け

2012.01.10.Tue.19:00
我が家の玄関には宇和島の名物である牛鬼の頭が飾ってある。この頭は15年前、家を新築したおり、40年来の友人よりお祝いで頂いた物である。彼は器用で、幕末に前原巧山が造った蒸気船の模型も作成し天赦園の池で走らせている。頭の制作者は、たくさん居られ、人それぞれによって貌が違うし、材料も違う。我が家の物は木彫りで非常に優しい顔をしている。制作者も年月とともに進化しているとのことで今回、修正してもらうことにした。あとで聞くところによると、ほとんど直したとのこと。恐縮した次第である。


牛鬼の起源は古く、研究者も多いが、中でも愛媛県歴史文化博物館の大本学芸員さんは論文をいくつも書いておられ、第一人者である。また最近では「八つ鹿踊りと牛鬼」を木下博民先生が出版されている。 
 
15年間、我が家を守り続けた「牛鬼」の頭
向かって右の角には、氏神「宇和津彦神社」のお札が飾られている
 
牛鬼

頭が一回り大きくなったのが分かるだろうか
ひげは馬のしっぽを植えてもらった
色も新しく塗り直してもらった
守護神の役目が充分果たせる貌の恐ろしさが出ている

牛鬼1

玄関の広さは普通であるが、嫁さんの趣味の植物が多く並んでいる
私のお気に入りの記念にもらった「キリンの木彫り」もお迎えしてくれる

牛鬼2
コメント
護符としての牛鬼
趣味で牛鬼をつくられる方が多いですね。つくれば何かのときに贈り物のなさるようで、そのうち宇和島はどの家も牛鬼、牛鬼、牛鬼・・・となるでしょう。悪魔払いの護符ですが、お店などにも沢山あって、お店には悪魔は来てほしくない、どなたでも大切なお客さまでありたいものですね。虎を猫にし、獅子を豚のようにやさしくする魔力が牛鬼にはあるかも知れません。万事円満というのがこの護符の魅力でしょうから。
そのうち、きさいや広場あたりで、数百の牛鬼を並べてコンクールかなにかすれば、面白い。やがて年中行事にするのはいかがでしょう。城川では「かまぼこ板美術展」を年中行事にしていますよね。あんな感じで・・・・。
No title
我が家にも1頭玄関にかかっていますが、同好の士がたくさんいますが、馬の毛とかシュロを手に入れるのがなかなかだとか言っていました。

南予青年の家で作製講座をShibutake氏らがやっていましたね。
叔父shinichiの友人だった関係で自宅で教わったようで、新築したときに創ってくれました。我が家では魔よけでなくて、今では想い出の形見の品のようなものです。
展示会
木下博民 様
中央公民館で制作講座があります。それと県の南予庁舎での作成講座(南予活性化プロジェクト関係)もあり、11月に商店街の軒に制作者の名前入りで展示をしているようです。いまいち有名でないので見る人が少ないかもしれません。我が家のお札は「家内安全」です。
棕櫚
山野貴公子 様
玄関先に設置されていることが多いですね。材料もいろいろとありますが、FRPのものが色も変わらず、軽くて良いようです。しかし値段が高く、趣味の世界からはみ出しています。今では面影も薄れつつありますが、宇和島東高校の牛鬼打線と評判をとったとき、手に持つ牛鬼が評判になりましたね。玄関に飾る牛鬼は、山野貴公子さんが言われるとおり、制作をしていただいた方との思い出を飾る意味でもありますね。
牛鬼を観光事業に生かすには
ただ飾るだけではそれだけのもの。折角の貴重な文化ですから、工夫して、他郷人がアッと驚く仕掛はないものですか?
講習会をやっておられるのならば、人気投票したりするもよし、何個もずらりと並べられるもよし、やり方はいくらでもありますよ。

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